お話してくれたのは、SNN(秀明自然農法ネットワーク)会員の山崎英祐さん(新潟県)と、堆(あつく)英明さん(茨木県)です。共に、20年以上自然農法を実施されているベテランの方です。
まず、①深水にします。
そのことは、稲葉 光國 著[あなたにもできる無農薬・有機のイネつくり: 多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイント]を読んだときに、知ってはいました。
特に、ヒエ抑えを深水ですることは納得できて、我が棚田でも実施のまねごとはしています。まねごこといいますのは、棚田の水管理は大変で、24枚、上から流して下まで、すべて同じ高さ15㎝の水位にすることは、至難の業だからです。下手な耕耘での凸凹もあり、低かったり高かったり、個性豊かな棚田たちなのです。
また、畦(あぜ)をその高さまで「塗る」のも、大変。今は、トラクターに付けた畦塗機で従兄弟にしてもらっていますが、それでも、道幅狭く急勾配でトラクターが入らない棚田もあり、本当に手のかかる子供たちなのです。
でも、今回教えてもらったことは、実践してみようと計画をしています。理屈は、あれこれとあるようですが。
②最低3回以上の代掻きをします。
田植え前1か月以上深水で管理します。その間に3回は代を掻きます。1週間から10日あけるそうです。第1回目は、超ゆっくりとタラクターを進めながら、トロトロ層を作っていきます。遠くから見たら、進んでいるのか停まっているのか分からないレベルの速度での代掻きをするのだそうです。
以前は、団粒構造を残しながら代掻きし、足で踏んでもゴロゴロ感が分かるくらいがいいと、木村秋紀さん(参考:「土の学校 」((幻冬舎文庫 2015/12/4)の講演会でもお聞きして、トラクターの爪を一本おきに歯抜けにして実行していましたが、今は、真逆! 何の酸素も入っていないトロトロ層を作ることが目的。そして、浮き上がってきた雑草のタネを流し去る。
2回目の代掻きは、生えてきた雑草を浮かせるのが目的。生まれたばかりの1㎝程のこなぎ(イモ草)や稗(ひえ)の赤ちゃん芽が、びっしりと水面に浮かんだ光景は、感動ものです。これほどの芽をだす種が土中に潜んでいたとは、本当に土の神秘を感じます。
3回目の代掻きの目的も、2回目同様です。更に生えてきている雑草芽を浮かせて流し去ること。実際は流れないので、熊手で何回も何回も取ることになるのですが。
で、この代掻きは田植え直前(2、3日前)でも構わないようですが、私は、昨年、稗田と化して、稲でなく「稗刈り」をしてしまった田んぼが一枚あります(もみ袋四つの収穫( ´艸`))ので、そこは絶対に4回の代掻きをしようと計画しています。
だいたい、以上のようです。
3月の終わりから4月の頭にかけての「井手普請(いでぶしん:水路掃除)」を終えて、じっくりと、虎視眈々と、この「深水四回代掻き完全無除草栽培」の実施に向けて、想念を固めている今日如月です。
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