昭和の末、広島市内の大学で過ごしていた時、サークル仲間の間で交わされていた会話。
「茶、しばきに行こか」
私もよく、大学近くの「衆望?」という喫茶店に茶をしばきに行き、夜の3時までも、論じ合ってました。
そもそも、「しばく」が、「叩く」であることは、関西圏の人以外でお笑いなどで、聞かれていると思いますし、「ネットペディア」によると、
「しばく」は「懲らしめる」という意味。
実際にしばくことはなく、関西の人が会話の中で冗談で使う言葉。
「茶をしばく」のしばくは「〜ヘ行く」という意味をもつ。
とありますので、言葉としては「方言」のくくりで片付くのでしょうけれど、なんだか私には、郷愁といいますか、哀愁といいますか、懐かしさと学生生活のほろ苦さや悔いが蘇ってくることばなのです。
時間的な余裕も、今の学生さんよりもあったように思いますし、時代が今みたいにぎすぎすしていなかったような。
大学の裏門出たところでは、中核か革マルかべ平連か民青のアジトがあって、屋上でヘルメット被って顔に手ぬぐい巻いて、手にはゲバ棒もって見張っている者も居れば、その下では、その格好してバットの素振りをしている「革命家」も居て。
・・・おそらく、彼らも、茶、しばいていたんだろうな。
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